「俺ちょっとお前のお母さんに言ってくるな」 『あ、うん』 奏多が部屋を出る。 そしてすぐに私は起き上がる。 少しフラフラするけど、机の引き出しを引く。 その中にある、あれ。 そう、あのネックレス。 私はそれを手にとって握りしめた。 『奏多………』 思い出させてはいけないって分かってるけど、でもやっぱり辛い。 ねえ、初恋の人は本当に真央ちゃんなの?