奏多が家まで運んでくれたの…? 「お前、熱あるんだから大人しくしとけ」 『ありがとう。……でもどうして家が分かったの?』 「さあ?なんか白木が倒れて焦ってたけど気付いたら足が勝手に進んでた」 やっぱり、改めて思う。 奏多は完全に記憶をなくしたわけじゃないんだ。 きっと、本能や感覚で覚えているんだよ。 もしかしたら、思い出すかもしれない。 あ、だけど思い出させてどうするの? 叔母さんはどうなるの? だめだ。