Lost Memory













蒸し暑い森の奥で私は木のベンチに座らされる。







「はい、消毒完了。白木はここでじっとしててね」




『………はあーい』






良い所見せるつもりだったのに。
包丁で指なんて切ったことなかったのに。
しかもよりによって大和くんに消毒されるなんて。







何で私っていっつもこう、なんてゆうか………かっこつかない。







「どんくさバカ女」




『な、なに!?』




「返事すんのかよ、うける」






か、奏多……笑った。