Lost Memory












『や、や、大和くん!おはよう』





「おお、白木。おはよ」







背が高くて、大人っぽい。
そして、誰にだって優しい南大和(みなみやまと)くん。





高校に入って、クラスは違ったけど初めて見た時に奏多と雰囲気が似てると思った。





クールに見えて実は明るい人だけど、奏多みたいに優しい。






勇気を出して初めて話しかけた時確信したの。
あー、私この人好きだな、って。








『大和くん、何組だった?』





「白木と一緒だよ。見てなかったの?」





『え、嘘!』