Lost Memory
















「今日、楽しかったね!彩葉ちゃんも大和くんもありがとね!」






真央ちゃんの優しい笑顔で、はっと我に返る。







『こちらこそありがとう!』



「楽しかったぜ、また遊ぼうな」






私は奏多の方を見る。
目が合ったと思ったのに、奏多は気まずそうに逸らした。






…やっぱり、当たってたよね。







奏多と真央ちゃんと別れた後、大和くんと二人になった。





『大和くん……』



「ん?」




横目で見る大和くんの優しい表情に心が痛む。
だけど…





『ごめんなさい……やっぱり付き合えません!』





あまりに急に言ったもんだから大和くんは少し驚いてる。






「…奏多は彼女いるんだぞ?」




『…それでも好きなんだ。』





大和くんは私の気持ちを全部悟っていて、私が応えると大和くんは困ったように微笑んだ。







「すげえわ、白木。こりゃ俺じゃ無理な訳だ。」






大和くんは家まで送ってくれて「また明日」と言って笑顔で帰っていった。