Lost Memory
















「お化け屋敷、楽しみにしてたんだーー!」





お化け屋敷に並んでいる途中、真央ちゃんが可愛い笑顔でそう言う。





きっと、怖いって言って可愛く奏多にしがみついたりするんだろうな。






順番が来て、四人でゆっくりゆっくり入る。





「服の裾、掴んでていいよ」





お化けはそんなに苦手では無いけれど、大和くんがそう言うもんだから裾を掴んだ。





どんどん進んで行くと、このお化け屋敷はなかなかなハイクオリティで四人で叫びまくった。





苦手じゃない私でも喉が枯れるんじゃないかってほど叫び、走りまくった。






『待って、待って、大和くん!』




「ちょ、おま、押すなって!」






真っ暗で全く見えないゾーンで裾を離してしまった私は慌てすぎて奏多と衝突した。