Lost Memory
















「俺はどっちでもいいけど」






……やっぱりね。
どうしてこうなんだろ。




夏祭りの後、少し優しかったから勝手に期待したんだ。
馬鹿みたい。





『バイトもあるし予定合わせにくいかも。』





とりあえず笑顔を作る。
どっちでもいい、なんてそんな事言わないでよ。




だったらもう行かない。



大和くんと真央ちゃんには申し訳ないけど断らないと。






「バイトしてんだ。じゃあ白木のオフの日に合わせるよ」






意味わからない。
どっちでもいいんでしょ?
なのになんでそんな事いうの?






「白木っ」


『…大和くん』




ちょうど大和くんも靴を履き替えに靴箱に来たところだった。