Lost Memory
















『何ー?今日のノロケ言うために私に話しかけてきたのー?』






がんばって笑顔を作る。
いつもみたく、喧嘩越しの冗談風に言い返してみる。






「はー!?ちげーよ」




『そーじゃん、腹立つなー』






あれ?
なんかおかしい。






「なんだよ、南と行ったくせに俺らの事僻むなよなー」







絶対おかしい。
なんか、これじゃあ…







『別に僻んでないし。用無いんならもう私家に入るよ』







「勝手に入れよ。見かけたから呼んだだけだし。お前意味わかんねー」






『あんたの方が意味わかんない。むかつく』





「本当可愛くねー。浴衣も似合わねー。それに変な髪型しやがって」






『はぁ!?最低!別にあんたに可愛いと思ってもらいたくて選んだんじゃないから!!』








これじゃあ、本当の喧嘩だ。