「白木、髪に葉っぱついてる」
『えっ、うそ!どこ?』
大和くんはクスッと笑って手を伸ばす。
近づいてくる手を見た瞬間、あの放課後の教室の事が頭によぎった。
『い、いい!自分でとる!』
大和くんの手を除けて髪の毛の上の葉を手探りで探す。
少し、大袈裟に避け過ぎたかも。
変な人だと思われたかな。
「…ごめん。ちょっと俺ジュース買ってくるわ。待ってて」
軽蔑されたかも。
変なよけ方しちゃったから。
『…うん。』
一人で石段に座って大和くんを待つ。
『痛い……っ…』
途中から、下駄で靴連れを起こしていて少し歩くのも辛い。


