え?
バクバクと心臓が暴れる。
それはどーゆー意味?
大和くんの目がまっすぐ視界に入る。
「なんてね。ビックリした?」
『え、え、あ、う、ううん!』
「テンパり過ぎでしょ。かわい 」
大和くんの発言一つ一つ、言われた事の無いようなドキッするセリフばかり。
好きだって思っていた頃は、嬉しすぎて飛び跳ねていたかもしれない。
だけど今は……。
あ。
そうだ、もう一度好きになればいいじゃないか。
そしたら楽しいかもしれない。
大和くんとは仲がいい方だから頑張れば好きになってもらえるかもしれない。
奏多を忘れられるいい機会だ。


