「あかり、ダイエットします!!!」

そう私が決めたのは15分前の事だった。




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「…肉」

「ふぇ???」

意味のわからない言葉を発した私の目の前にいる人。
小学校からずっと一緒で幼馴染の相澤 瑠衣
私とは正反対のなんでも完璧にこなせてすごく綺麗で美声で彼氏なんか数え切れないくらいいる子で…まぁ、私とは正反対って事だけ覚えててくれれまでいいかな☆


「え、何が??肉食べたいの??あかりの肉食べる??」

と、私はお弁当に入ってた昨日の晩御飯の残り物の豚肉を箸でつまみ瑠衣の口に持って行こうとした。

しかしその手は瑠衣自身の手で払われた。

「違くて…。」

「え?!なに?!あ、まさか瑠衣!!牛肉がいいとか言ってるんでしょ?!またまたぁ〜、あかりがそんなたっかい肉持ってたら瑠衣なんかにあげるわけないっしょ~??WWWWW」

箸でつまんでた豚肉をお弁当のあるべきところに戻した。

「あかり…」

と呟いた瑠衣が手を伸ばし頬っぺたをギューとつねってきた。

突然のことで驚いた私は箸を机に落としてしまった。

「い…いひゃいいひゃい!!!なんれぇふかぁ…」

ほっぺを引っ張られて上手くしたが回らずに自分でも何言ってるかわからない言葉を発していた。