「ははは......打てて当たり前ですよ~」
「じゃあ賭けでもしようよ」
「賭け?」
大和はオウム返しに尋ねる。
「うん。110キロのカーブをどっちが多くヒットを打てるか競うんだ」
「う、うっしゃ!望むトコロですよ!」
なんだか相手のペースに乗せられてるけど。
それに、いつの間にか私はカヤの外だし。
すると少年はニッコリと私に微笑みかけた。
「俺が勝ったら、そこの子のメアド教えてよ」
言いながら私を指さした。
私も大和も呆気にとられる。
大和は間抜けな表情で呟く。
「別にいいですよ、こんな女なんかのメアド」
