そうして私たちは和気あいあいと学食を食べていると、突然思い出したように二階堂先輩が"あ!"と声をあげた。




「そうだこのみちゃん!」




「は……はい」




「俺たちのサークルに入りなよ」




「サ、サ、サークル!!??」




「うん、サークル」




にこりと太陽のごとく微笑んでくる二階堂先輩。




「えっと、先輩たちのサークルってなんのサークルですか?」




「温泉サークルだよ~」




「おん……せん」




「そっ! 有名な温泉や密かな話題の温泉を調べて体で味わってくるのさ。あ、もしかして他にサークル入ってる?」




「入ってません……」




「じゃあきっまりぃ!」