「このみちゃん?」




笑っていた二階堂先輩も不思議に思ったのか首を傾げて訊いてきた。




「ごめ……んなさい。私なんか、先輩たちに話しかけて貰える存在じゃないんです」




なんだか自分で言ってて悲しくなってきた。



──ガタッ。



席を立ち、涙を堪えながら先輩たちを見る。



先輩たちはそんな私を心配そうに見つめてくる。




「だから……もう私には構わないでください!!!」




そう叫び声に近い声を出して精一杯の私の思いを伝えた。



言い終わるとすぐにその場から立ち去りたくなり、唐揚げ定食をテーブルに置いたまま私は走って食堂から出て行く。