「私だって忘れないよ。
みんなと過ごした日々。晄と過ごした日々。どれも大切な宝物だもん。」




「あぁ。そうだな。宝物だな。」






「うん。」









そう言うと徐々に薄れていく私の体と晄の体。







これで本当にもう一生会えなくなる。








「沙羅。」





「晄。」







ーーーチュッ







私と晄は唇を重ねた。






これが最後のキス。







最後のキスは涙の味がした。








「じゃーな。沙羅。」





「バイバイ。晄。」






「俺たちが消えてもこの愛だけは絶対に消えない。一生消えることがないんだ。

これからもずっと存在し続けるからな。」





「あた…り…まえ…じゃん!」





最後の別れだと思うと涙が溢れ出てくる。






晄の瞳からも涙が一粒零れ落ちた。






「永遠に愛してる。」





そういって、私に手を差し出す晄。