「んぇ.......?何?何々何?」
ちょっと待て。目の前が、光る?
これは非現実的なことだよ........
まさか、召喚が........
私はバッと目の前を向いてみた
するとそこには──────────
「悪魔大百科」なんかより、数倍、いや
数十倍格好いい、美しい悪魔がいた
「おい、お前.....」
「は、はいっ!?なんでしょうか!?」
「この俺に何のようだ?久し振りの召喚だ。今は気分がいい。
なんでも望みを叶えてやる.......」
なんですかこの悪魔は。
美声、イケメンボイスじゃないですか。
こらぞ魅惑の美声.......
そう妄想世界に浸っていると、目の前に
クローセルの顔があった
「おい」
「は、はい!」
「早く望みを言え。なんでも叶えてやると
言ったぞ」
......どうしよう。
私は「会いたくて」クローセルを召喚
した。望みなんて、考えてない....
「....よ、用は無いです」
「ほうほう、そうか......って、ん?
用が、無い.......だと!?」
「はい、用は無いです」
「はぁ......せっかく呼び出しがかかって
ノリ気だったのに.....用が無いなら帰るぞ」
「えぇ!?帰っちゃだめっ!」
「......なら、何か望みを言え」
「えっ......うーん.....」
「無いなら帰るぞ?」
クローセルは少し意地悪っぽい笑みを
見せた。
帰ってほしくない....帰ってほしくない....
ずっと、いてほしい.....
「私のそばに、いてほしい......」
勝手にそう口が動いてしまった
「ふっ......契約成立」
気づいたときには、唇になにか温かいもの
が当たった
これ、クローセルの....くち、びる.....
「契約完了」
そう言いながら頬を真っ赤にした私の頬を
彼は撫でた
こうしてクローセルと私との同居生活が
始まったのだ。
ちょっと待て。目の前が、光る?
これは非現実的なことだよ........
まさか、召喚が........
私はバッと目の前を向いてみた
するとそこには──────────
「悪魔大百科」なんかより、数倍、いや
数十倍格好いい、美しい悪魔がいた
「おい、お前.....」
「は、はいっ!?なんでしょうか!?」
「この俺に何のようだ?久し振りの召喚だ。今は気分がいい。
なんでも望みを叶えてやる.......」
なんですかこの悪魔は。
美声、イケメンボイスじゃないですか。
こらぞ魅惑の美声.......
そう妄想世界に浸っていると、目の前に
クローセルの顔があった
「おい」
「は、はい!」
「早く望みを言え。なんでも叶えてやると
言ったぞ」
......どうしよう。
私は「会いたくて」クローセルを召喚
した。望みなんて、考えてない....
「....よ、用は無いです」
「ほうほう、そうか......って、ん?
用が、無い.......だと!?」
「はい、用は無いです」
「はぁ......せっかく呼び出しがかかって
ノリ気だったのに.....用が無いなら帰るぞ」
「えぇ!?帰っちゃだめっ!」
「......なら、何か望みを言え」
「えっ......うーん.....」
「無いなら帰るぞ?」
クローセルは少し意地悪っぽい笑みを
見せた。
帰ってほしくない....帰ってほしくない....
ずっと、いてほしい.....
「私のそばに、いてほしい......」
勝手にそう口が動いてしまった
「ふっ......契約成立」
気づいたときには、唇になにか温かいもの
が当たった
これ、クローセルの....くち、びる.....
「契約完了」
そう言いながら頬を真っ赤にした私の頬を
彼は撫でた
こうしてクローセルと私との同居生活が
始まったのだ。
