悪魔を召喚してしまいました

「ふむふむ....色々な悪魔がいるな...」

そうペラペラと悪魔大百科をめくっていると、とある悪魔が目にとまった

「クローセル.......?」
美しい銀髪に琥珀色の目、悪魔なのに
天使の姿.....と他の悪魔にはない魅力が
あった。

「すごいっ....!!これ....かっこいい!
さっそく召喚してみよっ!」
部屋のカーテンを閉め、床にチョークで
魔方陣を書く。魔方陣まで美しい。

はやく、本物にあってみたい.......

そう脳内で唱えながら、
私はいつもの呪文を口にした


「我が呼び出しに答え、ここに姿を
表せ!『クローセル』!!」


....................。


何も起こらない

まあ、当然でしょ......
「悪魔なんて迷信だよ??信じちゃ駄目」

クラスメートの言葉が頭に響く

けれど.....ほんとうに見たかった

姿を表してよ.....クローセル....


そう思ったとき、目の前が突然真っ白に
輝いた