『はい。』
そう応答したのは確かにお母様の声だった。また声が聞けたからか、とても嬉しくて。
「霧島です!」
と少し大きめの声を出してしまった。すると、お母様は、
『理恵⁉︎ちょっと待ってね!すぐ開けますから!』
そんな、ビックリした声を出した。
しばらくすると、お母様がドアから出て来たのだ。

「理恵!なんでここに⁉︎とにかく家に入りなさい。」

そう言われて私は日傘をたたんでお母様のお家に入れてもらった。


私はリビングに案内された。ソファに座りなさいと言われたから私はソファに座らせて貰った。
「理恵!久しぶりね!元気にしてた?」
とお母様は私に聞いた。

「はい!相変わらず家は厳しいですけれど…なんとかやってますよ!お母様は再婚家族とどうですか?」
と聞いた。

「優しい方ばかりよ。……ごめんね理恵…」
お母様は私に謝ったのだった。
「いえ私は大丈夫ですから。」

「そうだわ!理恵。私の再婚家族を紹介するわね?皆を呼んで来るからちょっと待っていてくれるかしら。」
お母様の再婚家族か…会ってみたいな…

「はい。」
私は頷きながら返事をした。すると、
お母様はリビングを後にして皆を呼びに行った。


しばらくするとお母様が戻ってきた。
「皆、入って?」
お母様がお母様の再婚家族を呼んだ。

ガチャ

その音と粗同時に、私は呆然とした。


こんな偶然はあるのだろうか…