私が宣言すると、悠斗さんは
パァっと笑顔になって、

「本人の許可を得たので、貰いますね!理恵のこと!」

ドキン

なんだろう…胸の奥がアツイ…
この笑顔…なんなんだろう…

私はフワリと宙に浮いた。
なんだ⁉︎と横をむくと、ニコニコ顏の
悠斗がいた。

私はなんと、悠斗に抱き抱えられているのです!
世の中ではお姫様抱っこという奴を!

すると悠斗さんは病室を後にして走り出した。