大好きなのに…


「貴女…誰に向かってそのような口を聞いてるの?

それに、悠斗…とか言ったかしら?人の孫を貰うなんて、あり得ませんからね!此方には隼人さんという
婚約者がいるんですから!」

私はひとつの単語に目を丸くした。

「ここここ婚約者ぁ〜⁉︎」

病室内、いや病院全体に響き渡る声で
叫んだと思う。

「そうよ?隼人さんももう少しで
来るはずだわ」

悠斗さんの方を見ると、へ?みたいな顔をしていた。
その表情を見たおばあちゃんは、
バカにしたように、

「何?彼方、理恵に婚約者がいることも知らずに好きでいたの?」

と言った。

いや、私はまだ頭がついていきません…