私は隼人さんの待つ車へと走った。
隼人さんは今すぐ出発できる状態でハンドルを握っていた。
「隼人さん!」
「おー、じゃあ行くぞー」
え?じゃなくて!
「悠斗とそこで暮らしていいですか?」
「ダメだ。悠斗君は学校もあるし、
ちゃんとした家族もいる」
私はその返事を聞くと、悠斗が来てくれて嬉しいという幸せから現実へと引き戻された。
そうだ。もう悠斗を巻き込んじゃいけない。ダメなんだ…もう、悠斗といることは許されない。会っちゃいけないんだ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…