「理恵…俺が好きなの?」
「ふぇ⁉︎」
マヌケな声を出した理恵は忽ち赤くなっていって…
「なぁ、好きなの?」
「…」
「理恵。覚えてないなら何度でも伝え
る。俺は理恵が好きだ」
「そんな…急に言われても…」
俺は理恵が好き。多分、この世で一番、理恵を愛してる。
「私は…」
ゴクリ
俺は唾を呑み込んで返事を待った。
後は理恵が好きと言ってくれたら付き合える!
「やっぱり悠斗とは付き合えない。
だって私には婚約者がいる。」
「そんなもん婚約破棄したらいい!」
そうだ!好きじゃないヤツとなんて結婚しなきゃいいんだ!
「知ってた…?」
理恵が目に涙をを浮かべて言った。
「私に自由はないんだよ」