「で、悠斗は理恵に告白したんだね?」

「はい…」
私はまた答える。

「晴樹…従兄弟なんですよね?」
「そーだよ?」

伝えてもらおう。

「悠斗に伝えてください。
‘‘私も悠斗が好きでした”
と。」

だって自分で言おうと思ってもムリだもん。伝えれないよ…

そしたら、私の気持ちを分かってくれたのか、

「分かった。伝えとく」
と言ってくれた。

「じゃあ、私、家ここなんで」

いつの間にか家についていたから晴樹に言った。

「でか⁉︎お前何者⁉︎」

やっぱり大きいのかな?120坪の家は…

「さぁ?…ここまで送っていただいてありがとうございます!じゃあ、おやすみなさい!」

「ん。じゃあな。あ、苦しい時はメールでも電話でもしろよ?」

その言葉が嬉しくて仕方なかった。

「ありがとうございます!」

晴樹は手を振って笑顔で帰って行った。

爽やかな黄色の髪だった。身長も私より高めだった。凄く優しそうな目をしていて、世の中で言うイケメンというヤツだった。

さぁ私も家に入ろうか…

「おい」