胸の高鳴りを気にしつつ、私は家にかえった。
家の前には2人の警備員。私が前に立つと敬礼をして、

「お帰りなさいませ、お嬢様。大奥様がお呼びでしたので、大奥様のお部屋へどうぞ。」

おばあさまからの呼び出し?なんだろ…

「ありがとうございます。警備員さん」

私はおばあさまの部屋へと急ぎ足で向かって行った。