「いや…触らないで」 「ごめん…」 中津くんは私から離れた 「ごめん…中津くんのせいじゃないんだよ?」 「今言えないことだったら無理に言わなくてもいいよ」 彼は私を立たせてくれた 「いっしょに帰ろ?」 「どうして電話してくれたの?」 「姿が見えたから…だめだったかな?」 私は首を振った 「…よかったぁ」 中津くんは膝に手をついた