無理して笑うな


〈悠斗said〉


『BlueSkyのリーダー、嵯峨山 唯が大人気少女漫画のドラマ化に主人公として出演することが決まった。

そのお相手役として出演が決まっているのはトップモデルの宮森 拓真』…あー悔し!」




「うるせぇ、黙れ流星。」




携帯でニュースを確認して発狂した流星に一喝。



流星は休み時間の度に俺の席にくる。



今みたいな昼休みにもおかまいなく来ては騒ぐからおちおち飯も食えない。




「トップモデル、宮森 拓真…。悔しい!俺だってトップモデルになりてぇ〜。」




モデルの流星にはずいぶん衝撃が強かったらしい。




「ああ、そういえばお前同じ事務所じゃなかった?宮森 拓真と。」




「うん、太田芸能事務所。だから悔しいんだろーが。」




流星はため息をついてまた携帯に視線を戻した。




「こいつさ、いい奴なんだよ。」




「いい奴なんだったらいいじゃねーかよ。」




「いいわけねぇだろ。いい奴過ぎて憎めないんだよ!嫉妬ぐらいさせてくれよ〜。」




はぁぁぁぁ…とため息をついた流星を横目に俺は焼きそばパンにかぶりついた。



この学校は私立なだけに隅々まで細かくこだわっているようで



食堂や購買の食べ物の美味さはここら辺では有名なほどだ。