それもそのはず。
BlueSkyのコンサートがあるというのでコンサート前と後の電車や飛行機は増便。
それどころか大勢の人が集まるということで町中交通規制がかかっている。
ショッピングモールなども水色に着飾り、街全体がBlueSky一色に染まる。
それほどBlueSkyは国民的な人気を誇っている。
会場の前にはとてつもなく大きな5人の写真が飾られていてみんな記念撮影している。
「俺なんかと来て良かったの?」
ふと不思議になって聞いてみた。
一緒に行って楽しいやつはもっと他にいただろうに。
俺のすぐ側なら流星がいる。
「ううん、中村君じゃないと。ねえ、悠斗君って呼んじゃダメ?」
俺はその言葉を聞いて首を傾げる。
「ダメではないけど、なんで?」
「気分よ!じゃー悠斗君って呼ぶから、あたしのことは由奈って呼んで?」


