無理して笑うな


〈悠斗said〉

「送った?」




「…ん。」




俺はそう言って流星に携帯を突き出した。





『体調は大丈夫? 話がしたい。ちゃんと6年前のことを謝りたい。 悠斗』





放課後、俺は流星に連れられて屋上に来ていた。




昨日のことを話すと、流星は興奮したように「メールしろ!」と言った。




メアドをゲットしながら迷っていた俺が、メールをすっ飛ばして電話をしたことが何よりも嬉しかったらしい。



俺は精一杯抵抗したものの、唯のことになるとどうも思考が回らず



気づけば屋上で携帯を手に座り込んでいた




「…よし、これならいいだろ♪」




送信する前に流星に見せたものの



ヤバイ



恥ずかしすぎて顔を上げられない




「ん。」




俺がやっと顔を上げたのは流星が携帯を返してくれたときで



そのとき、携帯の画面は待ち受けに戻っていた




「…え?」