「唯ちゃんはなぁ、スカウトされたんだってよ!それで事務所に入ってこの4人と出会ったってわけだ。」
流星が目を輝かせて呟く。
俺が盛大なため息をついてみせたとき、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
俺の席は窓際の1番端で、なぜか流星の席は俺の前だ。
「お前のせいで寝そびれたじゃねーかよ。」
「お前なぁ、ちょっとはバスケ以外のことに興味持てよ!恋にも興味ないとか、高校生活台無しだぜ。」
流星は振り向いてそう言うとニッと笑った。
…チャラい。
昔からこうだったがBlueSkyのファンになってからチャラ度が増した気がする。


