「ふぁい?」
「ふぁい????」
あたしの間抜けな声にみんな首を傾げる。
「唯ちゃん。スタンバイしてって言われたんだけど、どうしたの?」
達也が心配そうにあたしの額に手を当てて言った。
「…熱はないみたい?」
「達也。なんで疑問系なんだよ。」
「たっちゃんらしいじゃない。」
蓮がため息をつき、亜依がケラケラと笑う。
「リーダー、何か心配事?それかドラマの撮影で何かあった?」
そんな中、斗真は真面目な顔をしてあたしの顔を見た。
「話、聞くよ?」
「んーん、ありがと。大丈夫!」
あたしはみんなに向かってニコッと笑って見せた。
そうだ
あたしに出来ることは、いつでも笑顔でいること。
BlueSkyのリーダーになったときに決めたんだ。
チームは笑顔で引っ張ってく
何があっても、とりあえず笑っていようって。
「ごめんごめん。行こっか!」
あたしはそう言って立ち上がった。
「BlueSkyのみなさん!お願いします!」
「はい!」