-夏紅夜side-
私を助けに来た炸焚くん。
そのせいで大怪我をしてしまった。

あのあと夢波は警察に連れていかれた。
私と雷劉の皆さんは警察に連絡した後その場を去っていたので捕まることも聞かれることも何もなかった。

それはよかったんだけど炸焚くんはその怪我のせいで今日で3日も目を覚まさない。
すべては私のせい。
雷劉の皆さんはそんなこと無いと言うけどそうも思えられない。
私が現れなければ炸焚くんは怪我をしなかったかもしれない。
そう思うと胸が苦しい。
けど、炸焚くんとまた会えたから私は暗い日常から抜け出せた。
「炸焚くん・・・早く目を覚まして?そして前みたいに笑ってよ。ねぇ、炸焚くん・・・」
私は願うことしかできなかった。