この世界では結構顔が知られてるみたい。実感は無いけど…。

「そう言う事じゃなくて!」

「わかってるって。調子が良いなら何の心配も要らないわねー♪」

この調子なら何の問題もなく優勝できる。

「油断は禁物だから、怪我だけは気を付けること!」

「はーい。気を付けます!マネージャー!」

「よし!他のメンバーも見てくる。引き続き練習しといて!」

ポニーテールにした長い黒髪を揺らしながら他の部員の元へ歩いていく。

「今日も元気だな!涼華は」

うん。本当に。