「点滴しますね~」 仕切られたカーテンを開けて人が入ってきたメガネをかけた細身の男性医師。 カーテンを閉め、スクラブの下に着たシャツの袖を捲って点滴の仕度をはじめた。 「…少しチクッとします」 そう言って点滴の針を腕に刺そうとした時、閉められたカーテンが再び開けられた。 視線をそこ向けると、両手に双子の妹を抱えたママが立っていた。その少し後ろにパパの姿も見える。 「…ママ!?…パパまで!?」 「救急隊の人から電話がかかってきて…事故に遭ったって」