僕は君だけを見つめてる


「おかえり。元気してた?」

体を支えながら聞く。

「うん。元気♪」

あれだけ走ってきて元気じゃなかったら逆に驚くけど。

「お土産あるんだ♪」

満足した涼華が体を離して鞄の中を探り出す。

空港から直接ここまで来たらしい涼華は制服は着てなくて少し薄着で寒そうな格好をしている。

首に巻いていたマフラーを外して涼華の首に巻きつけた。

「ありがとう。空港に着いたら寒くてビックリしちゃった」

「…沖縄暖かいからね」

今朝まで沖縄に居たら都会の寒さはビックリするだろう。