僕は君だけを見つめてる

その証拠にうちの学校の昇降口にも大きなツリーが立っている。しかも2本も。

昼間は分からないけど夜になると色んな色の電飾が光り輝いていて圧巻だ。

「莉央ー!」

ツリーの間を通り抜けて校門へと足を進めていると少し遠くから呼ぶ声が聞こえた。

「…相変わらず叫んでんな」

最近の涼華は私の姿を見つけると名前を呼びながら走りよってくる。

尻尾を振って近づいてくる犬のように。

「涼華」

「莉央ー!ただいま!」

そのままの勢いで抱きついてくる涼華を受けとめる。