僕は君だけを見つめてる

それから少しすると周りに座っていた生徒達が続々と食べ終わって食堂から出て行きだした。

昼休みが終わる時間が近付いてきているみたい。

テーブルに置かれたお弁当はまだ半分以上残っている。

「ゆっくり食べたらいいよ。午後から授業ないから」

残ったカレーも食べ終わった彼がお茶を飲みながら言う。

「今日の授業は午前中だけで昼休みが終わったら部活か下校だよ」

「そうだったっけ?」

あんまり学校の事把握してないから…朝教室行ってないし。