僕は君だけを見つめてる

彼の誕生会に参加した次の日の食堂で、涼華とキャプテンが人の話で盛り上がってた時。

食べ終わって手を合わせて呟いた「ごちそうさま」が同じタイミングだった。

こういうタイミングが同じだとなんか嬉しくなっちゃう。

そんな気持ちが目の前にいる彼に届くわけもなく黙々とカレーとサラダを食べている。

元々会話がなくても苦じゃないタイプだから気にはならないけど…緊張して上手く食べられない。

小さくため息を吐いて黙々と食べ続ける彼に目線を向けた。

(美味しそうに食べてるなー)