そんな私が始業前から学校に来ている。

学校側からしたらびっくりしているだろう。

担任も席についている私を見て驚いていたくらいだし。

それが学生にとっては普通でも私にとっては普通じゃない。

昼までに顔を出して部活だけして帰る。

それが私にとっては普通の事だった。

人と関わるのが苦手で1人で過ごしていた。

1人で居たのを気にして喋りかけてくれたのが涼華だった。

今こうして彼と話せるのも涼華のおかげ。

でも今日は側には居ない。