「早く昼休みにならないかな」

1限目に出ずにここに来たからまだ昼休みまで時間がある。

次の授業からは教室に行こう。2人で走ったのがムダになってしまう。

嫌いな勉強も朝の言葉で乗り切れる。

『昼休みに食堂でね!』

その言葉を残して彼は授業に出るために去っていった。

それなのに私が授業をサボっていたら意味がなくなる。

前までだったらこんな事思わなかったけど。

自分でもびっくりしてる。

この想いの為なら何だって出来るかもしれない。