涼華の勢いに負けて一緒に食べていた昼食。

終始無言だったから嫌々一緒に食べてると思ってた。

昼休みが待ち遠しいと思ったのは彼と一緒に食べるようになってからだ。

「涼華に報告しないと♪」

嬉しい事があったって言ったら涼華は喜んでくれるかな?

少し嘘ついちゃったけど仕方ないよね。

本当の事は言えない。

授業開始のチャイムが鳴る中ゆっくり階段を上っていく。

完全に授業には間に合わない。

間に合ったとしても昼休みが楽しみでそれ所じゃない。