僕は君だけを見つめてる

新しい年になるまでに今の私に何が出来るだろう。

人に頼りっぱなしで自分では何も出来ない。

《今を精一杯生きる》

それが私に出来る事。
私にしか出来ない事だ。

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寒さに身を縮めながら学校へと歩く。

いつもの様に教室から外を見て彼の姿を見つける。

それが朝から学校へ行く唯一の楽しみなんだ。

「…岡崎さんおはよう」

声をかけられて立ち止まる。

どこからか声が…

「こっちだよ。岡崎さん」

声がした方へ体を向ける。