「うん。何故かそう言う方向になっちゃって。しかもかわいいカッコして来いって。どうすればいいんだろ?」

そんな服持ってないし。
何を着ていけばいいかさっぱり分からない。

「…しょうがないなー。莉央が持ってる服の中から私が選んであげる。部活終わったら行くからね」

一瞬何かを考えた涼華は、その後こう言ってくれた。

「ありがとう。今度お礼する」

「お礼とかいいからデートしてよ」

「………」

「冗談だよ!でもたまには私とも遊んでよね」


そう言って涼華は部室に戻っていった。