僕は君だけを見つめてる

ただ1時間走り続けるだけの授業は楽しみなんて無いだろう。

長距離選手の彼を除いては。

短距離の私にとっては持久走は苦手分野。

短期集中だからな短距離は。

でも彼にとっては本領を発揮できる分野。
大会ほど力は入ってないだろうけど彼が一層光り輝く。

「今日も楽しそうだな」

普通だったら寒くてキツいだけの授業は苦痛で仕方ない。

そんな中彼は汗を流しながら楽しそうに走っている。

運動はそつなくこなす私達でも向き不向きがある。
苦手だとか嫌いだとか。