「……う…うん」
ほら。と言われても簡単に出来たらやってるんだよ。
「早くしないと行っちゃうよ!」
涼華に急かされ窓を開けて息を整える。
「み、南くん!おはよう」
見事に噛んでしまったけど、校舎に入って見えなくなる前に勇気を振り絞って声をかけた。
「おはよー!南クン」
続けてあいさつをする涼華。
そして2人で手を振る。
そうするとこっちを見て小さく手を振って小さな声であいさつを返してくれる。
それが朝から学校に来る源になっていた。
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