僕は君だけを見つめてる


「よし!出来た♪」

リクエスト通りのとろとろ卵のオムライスが出来上がった。

背中に抱きついて離れない涼華をくっつけたまま移動してテーブルにオムライスを置く。

「一旦離れてくれるかな?」

制服しわになっちゃうから着替えた方がよさそうだし、軽く片付けもしたいんだが。

「…イヤ。離れない」

首を振って拒否する。

目に涙を溜めて離れるのを嫌がる涼華。

「何があったの?怖い夢でも見た?」

しばらくジッとしていた涼華が頷く。そういう事か。