僕は君だけを見つめてる


「…寝ちゃってる」

そーっと近付くとソファで気持ちよさそうな寝息をたてている。

「起こしたら可哀想だから出来たら起こそう」

眠っている涼華にブランケットをかけてキッチンでオムライスを作り始める。


ーー数分後。

目を覚ました涼華がキッチンに入ってきた。

「…莉央」

ブランケットを身体に巻きつけたまま後ろから抱きつく。

「おっと!抱きついたら危ないよ」

作業の手を止めて首だけ後ろを向く。
腰に回された腕が震えている。