僕は君だけを見つめてる

続けて涼華は話し続ける。

「一度きりの人生だから悔いが残らないように行動してほしかったの」

「…涼華」

「結果がどうなろうと後悔だけはしてほしくない。精一杯やり切ったって胸を張って言ってほしい」

初めて聞く涼華の思いに涙が出そう。

「もし悩んだり行き詰まったときはいくらでも話聞くから。莉央らしく彼にぶつかってほしい」

「………」

涙が溢れ出してきてもう言葉にならない。

「私はいつでも莉央の味方だから!大丈夫だって言われても応援し続けるからね」