「何日も経ってるのになんの進歩も無いじゃない!どうなってんの!」

行動に移しだして数日、しびれを切らした涼華に放課後呼び出されお説教真っ只中。

「どうなってんの!って言われても…」

「進歩どころか後退してるじゃないの!」

返す言葉も見つからない。
気持ちに気付く前より悪くなってるのが自分でも分かる。

気付く前のが普通に接しられていた。彼は前と変わらず接してくれるのに。

動きが堅く不自然になってしまう。

「乃真さん落ち着いて」