呼んどいて放置したからな。

「あーごめん。また明日ね」

涼華と店長さんが聞いてないから、私が代わりに答える。

「じゃーな」

キャプテンがそう言って出て行くと、その後ろに付いて出て行く南遥斗。
ドアを閉めるときに頭を下げながら。

「…で、ああやって見つめてるわけですよ」

「完全にアレは恋してる目だね」

「もうその話いいから」

残ってるサラダを食べる。

「ごちそうさまでした」

食べ終わってもまだ涼華は喋り続けている。