僕は君だけを見つめてる

2日経って熱も下がり、朝から教室でテストを受けた。

始業時間に学校に居るの久しぶりかも。

授業にはほぼ出ないけど勉強はそこそこ出来る。
と言っても赤点の少し上。
補習は受けた事無い。
ただ勉強するのが嫌い。

「授業も出てないのに、補習逃れるとか…あんたの頭の中はどうなってるの?」

涼華が呟く。

「んー?わかんない」

「頭の中覗いてみたいわ」

「えー痛いのヤダ!」

「すっかり元通りね。今日から部活再開よ。体は大丈夫?」

「大丈夫だと思うけど。ただ…」